新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの接種を加速させるため、香港旅行社東主協会は香港市民が深セン市に赴いてワクチンを接種することをサポートするよう当局に提案した。2月11日の香港メディアによると、香港旅行社東主協会は数人の全国人民代表大会(全人代)香港代表、全国政協委員とともに同計画について記者会見を開催した。香港で間もなくワクチン接種スキームが展開されるものの、全市民が接種するまでには数カ月を要するとみられるため、旅行業界の無収入状態が続くことを懸念。早く出入境を再開して香港経済を回復させるため、特区政府に出入境措置を簡素化して市民が深センでワクチン接種を受けることを支援するよう要請した。手段としては旅行業界が越境バス会社と提携し、深センでワクチン接種を受ける市民を出入境含めて日帰りで送迎するサービスを提供することが考えられている。
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