新型コロナの防疫措置や検疫の一部緩和により香港市民の渡航や外国人観光客が増加しているが、政府衛生署は海外旅行が多くなるホリデーシーズンに先駆け、渡航中の衛生管理を呼び掛けている。同署は12月2日、デング熱の最新統計を発表した。同日付政府公報によると、直近(11月25日から12月15日まで)のデング熱感染者数は1人で、患者は潜伏期間中にパキスタンに渡航歴がある域外感染だという。今年1月1日から12月1日までに確認されたデング熱の域外感染(潜伏期間中に渡航歴のある患者)は22人に上るが、香港域内感染は今年はまだ出ていない。当局では、冬に入って蚊の繁殖率は低くなっているものの香港域内あるいは海外滞在中にかかわらず、衛生環境に気をつけて蚊に刺されないように注意を呼びかけている。香港周辺地域や近隣諸国のデング熱流行情報については政府衛生防護中心のウェブサイトで情報を随時更新しているので参考にするとよい。

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