新型コロナウイルスの感染拡大により展示商談会などが中止・延期となるなかで、新たなマッチングの場としてオンライン商談会への期待が高まっている。11月5日には香港日本交流コミュニティー「港日和~Konnichiwa!こんにちわ!」と、海外輸出事業を行う「日本産地直送有限公司(プロダクトリング株式会社)」共催による「高島市オンライン商談会2020in香港」が、香港と滋賀県高島市で開催された。
香港の会場となった銅饠湾にある串カツ専門店「JunG39」にはバイヤーとサプライヤーが集い、試食会と商談会が行われた。高島市からは14社参加。香港未上陸の加工食品や日本酒、地域織物ブランド「高島ちぢみ」で作られたマスクやシャツなどが紹介された。「港日和~Konnichiwa!こんにちわ!」のPUN SHAM KIU代表は「海外での商談会はコストがかかるため、これまで参加できなかった日本企業にとっても、こうしたオンラインだと安易に海外バイヤーと商談ができるメリットがある。コロナ禍の今だからこそ、積極的に香港に日本の食材を紹介し香港と日本をつないでいきたい」と話した。
プロダクトリング株式会社の山本洋士・代表は、「今回のオンライン商談会ではコロナ渦の中で、なかなか積極的に香港に訪問できなくても非常に有益な商談ができた」とコメント。高島市は今後商談をつめていき、段階的に香港での販路開拓を進めていく。
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