香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―社会

漁農署、旬はずれの青果を水耕栽培

特区政府漁農自然護理署と全環控水耕研究中心(C.H.E. Research and Development Centre)は9月10日、季節はずれの野菜や果物の水耕栽培に成功したと発表した。同日付政府公報によると、同センターはC.H.E.(Controlled Environment Hydroponic)テクノロジーを利用した香港初の水耕栽培場として2013年3月に開業した。温度、湿度、二酸化炭素濃度、養液、光線などをコントロールし、無農薬で重金属汚染のない作物を地域や気候の制限を受けずに通年無休で生産することを研究している。そしてこのほど、旬ではないオフシーズンの青果数種の栽培に成功。チェリートマト(3種)の収穫期間は開花から1年、イチゴは収穫期間が10カ月で、どちらも期間内に何度も収穫できるようになったそうだ。また、本来は旬の時期が限られるホウレン草も1種は4月と9月に、もう1種は1月と4月に収穫できるようになったという。現在香港には約50社が水耕栽培を行っているが、そのうち約20社は室内のC.H.E.式栽培場だといわれている。

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから