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香港―社会

潜望鏡を装備した最後の2階建てバス引退

九龍バス(KMB)が所有する潜望鏡(ペリスコープ)を装備した2階建てバスの最後の1台が3月8日、正式に引退した。最終運行には多くのバスマニアが集まり、記念撮影をするなど別れを惜しんだ。香港メディアによると、視認装置として潜望鏡が2階建てバスに装備されたのは1970年代。運転士はこれによって2階席の状況を確認していたという。しかし潜望鏡では全角度をカバーできず盲点が生まれるため、2000年代にはテレビモニターが装備されるようになり潜望鏡装備のバスは次第に減っていった。今回引退したバスと同型の車両は2001年から運用開始され、その数はピーク時には100台に上ったという。一般的な車両の全長12メートルに比べ10・6メートルと短いことから「短猪(短いブタさん)」と呼ばれバスマニアらに親しまれた。なぜブタなのかというと、この車両の英語の正式名称は「Volvo Super Olympian」で、その中の「Super」 という部分が広東語の「猪●(ジューパー)」の発音に似て

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