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香港―社会

火鍋で一酸化炭素中毒、14人搬送

9月6日晩、湾仔ロックハートロードのレストラン「老北京」で火鍋(中華風しゃぶしゃぶ)を食べていた客が一酸化炭素中毒になり、病院に搬送された。9月7日の香港メディアによると、病院で治療を受けたのは23~39歳の男女14人。いずれも同一の室内で炭火を使って具材を調理していた。しかし食事を始めてから約2時間後に知覚を失ったり、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、動悸、呼吸があらくなるなどの症状が出た。症状が重かった4人は搬送後に高気圧酸素治療を受けたという。現在は14人のうち10人の容態が安定し、4人が退院している。政府衛生防護中心によると、現場となった部屋はエアコンは稼働していたものの、窓は締め切られ、ドアも開いていなかった。このため一酸化炭素濃度が上昇し、中毒を引き起こしたものとみられている。その後の調査で、同レストランが炭火を燃料として使用する許可を得ていなかったことと、客の人数が1テーブル4人までという「預防及控制疾病規例」に違反していたことが判明。一時営業停止や客の人数制限などの措置が命じられた。

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