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香港―社会

無免許でボトックス注射、女性が中毒

ボトックス注射を受けた香港の女性が体調を崩し、香港警察は医師免許を持たずに医療行為を行った容疑で中国本土籍の女を逮捕した。11月23日の香港メディアによると、被害女性は今年7月にSNSを通じて容疑者と知り合った。容疑者が美容製品を販売したり施術を行っていると言うので、8月にボトックス注射を3回受け、代金として3万6900ドルを払ったという。ところが、注射後に視力のぼやけを感じ、言葉を発したりつばを飲み込むことが困難になり四肢の痛みや脱力感を感じたため医療機関を受診し、ボツリヌス菌による中毒だと診断された。女性が警察に通報し、警察と衛生署が共同で捜査を開始。女性が再び施術の予約を入れ、11月23日の午後に容疑者に会いに行き、女性の友人のふりをして同行した捜査官が現行犯で逮捕した。容疑者は中国本土と香港どちらの医師免許も所持していなかったという。当局では注射と薬品の産地について調査を進めている。ボトックス注射は美容整形の施術の1つとして人気があるが、これまでにも本土でボトックス注射を受けた後に不調を訴えるケースが出ていることから、当局では市民に対し、ボトックスの処方や注射を受ける場合は登録医師に限るよう注意を呼び掛けている。

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