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香港―経済

焼鳥チェーン「鳥貴族」が香港上陸

日本の人気焼鳥チェーン店「鳥貴族」が12月16日、香港の1号店を屯門市広場にオープンした。株式会社エターナルホスピタリティグループ(旧株式会社鳥貴族ホールディングス)は、香港の食品製造・販売を展開する四州集団有限公司とフランチャイズ契約を締結し、今後香港での店舗展開を進める。1985年に創業した同社は、現在国内に約640店舗、海外では米国、韓国、台湾などに進出している。

新店舗は約2000平方フィートの広さで、約100席を用意。2~6人の座席があり、家族や友人との集まりに最適な空間が広がっている。焼鳥メニューはすべて29.9ドルで提供され、串焼きは通常2本セット。日本から取り寄せた焼き炉を使用し、厳選された鶏肉を自社オリジナルの秘伝のタレで焼き上げる。軽食メニューは19.9ドル均一で、枝豆と貝柱のゆず酢あえや味付け玉子などを提供。人気メニューの「鶏釜飯」は日本同様で注文後に卓上で調理する。

11日のオープニングセレモニーに出席した株式会社エターナルホスピタリティグループ代表取締役社長の大倉忠司氏は「創業以来、味や価格で満足いただけるものを追求し、低価格で高価値なサービスの提供に挑戦してきた。香港でも鳥貴族で過ごす時間が楽しいと感じてもらえるような愛される店になるよう尽力していく」と述べた。香港市場についてはインバウンドの効果が大きいとし、こうした流れが海外市場の拡大を後押ししていると強調した。同社の中期経営計画では2030年に2000店舗達成を目指し、うち500店舗を海外で展開し、日本の焼鳥文化を世界に広めることを目標としている。

所在地:屯門屯順街1号屯門市広場1期1階1108-1111号店舗、営業時間:11時30分~22時

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