熱血公民の鄭松泰・主席が立法会議員の資格を喪失したのに続き、設立9年の熱血公民は解散することとなった。9月4日付香港各紙によると、鄭氏は3日、SNSで解散声明を発表。「熱血公民は目下、政治進路がない現実に直面している」ことを認め、即日解散すると表明した。同党は大埔運頭塘区区議会の黄兆健・議員と元朗逸沢区区議会の王穎思・議員の2人の区議会議員を残すだけとなっていたが、2人とも区議会議員を即時辞任した。同党は2012年に黄洋達氏によって設立され、主に従来の民主派を攻撃。16年の立法会議員選挙で普羅政治学苑、香港復興会とともに熱普城連盟を組み、「基本法永続」などを掲げて直接選挙枠で8人が出馬したものの、当選したのは鄭氏だけだった。

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