林鄭月娥・行政長官は5月31日、記者会見を行い、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの接種奨励運動を推進すると発表した。同日の香港メディアによると、林鄭長官は香港の新型コロナウイルス流行第4波はすでに収束したと述べ、香港は域外からの感染者流入を防ぐためにも市民が大規模にワクチンを接種する必要があると指摘した。香港でのワクチンの接種回数は236万回に上り、うち136万人は1回目の接種で、全人口の21%を占める。林鄭長官は大規模なワクチン接種が香港を新型コロナウイルス流行から脱却させる唯一有効な方法だとして、今後数カ月の鍵を握る時期にワクチン接種奨励運動を推進し、9月までに大幅に接種率を引き上げるとの目標を示した。また公務員にワクチン接種休暇を与えるほか、デベロッパー、小売り協会などにワクチン接種奨励活動に参加するよう呼びかけたことを明らかにした。
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