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香港―社会

特区政府本庁舎などのバリアが撤去

李家超・政務長官は10月3日、公式ブログで特区政府本庁舎を取り囲んでいたウォーターセーフティーバリアが撤去されたことに触れた。同日の香港メディアによると、逃亡犯条例の改正反対デモが発生してから2年3カ月が過ぎた。当時は中央政府機関の中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)を含めた多くの政府部門・機関がデモ隊に破壊されたことから、それぞれ入り口前には高さ2メートルの大型ウォーターセーフティーバリアが設置された。香港版国家安全法の施行によってデモは下火となった。法執行部門によるリスク評価を経た後、2日には中連弁のバリアが撤去され、政府本庁舎と立法会議事堂の一帯に設置されたバリアも2日夜に撤去された。李長官は3日朝に政府本庁舎が元の状況に戻り、他の場所のバリアも撤去されたことは香港が全面的に安全な状態を回復したことを象徴するものと指摘した。2日前の国慶節(建国記念日)には香港の多くの場所に国旗と区旗が掲げられ、祝賀イベントが行われるなどして市民が楽しむ光景は、2019年の国慶節の破壊活動の場面とは強烈な対比となったと述べた。

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