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香港―社会

犬に鎮痛剤を与えた男に有罪判決

2019年11月に犬を虐待した容疑で起訴されていた男の裁判が11月5日、東区裁判法院で開かれ、有罪が確定した。同日の香港メディアによると、被告(69歳)は昨年11月20日、隣家の飼い犬が吠え過ぎることに不満を抱き、チーズソーセージの中に成人用の鎮痛剤「克痛(CORTAL)」を混入してその犬に食べさせようとしたという。裁判では被告が故意に不必要な傷害を与えようとしていたかどうかが争点となった。被告は犬を疲れさせようと思っただけで、鎮痛剤を与えたらどうなるかよく分からなかったと主張したが、裁判官は被告の言い分を否定。犬に人間の鎮痛剤を与えてはいけないことは一般常識であり、被告はこの薬の成人の用量が1回2粒だと知っていたにもかかわらず、人間よりも体の小さい犬に1回6粒与えようとしており、意図的に犬を傷つけようとしたことは明らかだと叱責した。そして、禁固4週間、執行猶予18カ月の判決を言い渡した。「克痛」はアセチルサリチル酸とカフェインが配合された鎮痛薬で、香港では薬局で市販されているという。

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