広東省の税関当局は先ごろ、過去11年来で最も金額が大きいという外貨の違法持ち込みを摘発した。12月20日の香港メディアによると拱北出入境事務所で12月14日午後、香港から中国本土へ入境しようとした本土籍女性の手荷物検査をしたところ、スキャンした映像に異常が見られたためバッグを開けると中から計758万香港ドルの現金が見つかった。いずれも額面1000ドルの紙幣で、バッグ2つに分けて詰め込まれていた。女性はこの現金について申告しておらず、外貨持ち込み限度額を超えたため行政処罰を受けるという。中国の規定では、入境時の外貨持ち込みは5000米ドル相当を超えた場合に書面で申告しなくてはいけない。当局では、旅客がこれに違反した場合は行政処罰を科すと注意を喚起。税関の管制を避けることは密輸行為にあたるとして、当該の私有外貨を没収することになると注意を促した。
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