デモ隊と警察が激しく衝突した香港理工大学で、11月19日夜に一部デモ参加者が自ら通報し助けを求めていたことが分かった。
11月20~21日の香港メディアによると、19日23時ごろ、デモ参加者約17人が雨水用排水路を使ってキャンパスからの脱出を試みた。そのうち最後尾にいた3人が水路内に降りた後、突然水が胸のあたりまで深くなったため、地上に引き返したという。3人はほかの人たちが水路内に閉じ込められていないか心配になり通報。駆けつけた消防隊がダイバーを派遣して水路内を捜索したものの何も見つからず、撤収した。
一方、翌20日朝9時ごろには理工大から約400メートル離れた場所のマンホールから男性3人と女性1人が出てきて迎えに来た自家用車に乗って逃走しようとしたが、警官隊に拘束された。その後、ダイバーが数度にわたり一帯の排水路を捜索したが何も発見されなかったという。
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