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香港―社会

理工大学が全自動快速診断機を開発

香港理工大学の暫定協理副学長(イノベーション・技術開発)の劉楽庭氏が率いる研究チームは4年間を費やして全自動快速多重診断システムを開発した。12月28日付香港各紙によると、同研究チームは重症急性呼吸器症候群(SARS)や新型コロナウイルス感染症(COVID―19)を含むアジアの一般的な感染症を研究してきた。その結果、1時間で最大40種類の呼吸器病原体を検出できる、世界で最も包括的で特異性と機敏性を持つ「全自動快速多重診断システム」を開発することに成功。このシステムは今後、医療機関や空港、港湾などで使用することができる。 また早ければ来年、大埔工業団地内に1万平方フィートの工場を設立し、100台余りの「香港製」システムを提供。これにより1回の検査費用は約200ドル余りとなる見込みだ。開発されたシステムは、季節性インフルエンザウイルス、SARS、中東呼吸器症候群(MERS)など30~40種類の呼吸器病原体を1時間以内に99.9%以上の精度で検出することが可能となる。

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