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香港―政治

理工大学暴動で3人が禁固5年以上

逃亡犯条例の改正反対デモで香港理工大学の周辺で衝突が発生した事件で、暴動罪で起訴された被告3人に量刑が下された。9月26日付香港各紙によると、2019年11月に多くのデモ隊が理工大学に籠城したデモ隊を支援し、大学周辺で警官隊と衝突し多くの者が逮捕された。うち25歳の調理師、28歳の運輸業職員、25歳のウエーターは暴動罪で有罪が確定。35歳の塾講師と調理師はケーブルタイを所持していたことから違法用途に適切な道具所持で有罪が確定。区域法院(地裁)で9月25日、調理師に禁固5年2カ月、運輸業職員に禁固5年、ウエーターに禁固5年8カ月、塾講師に禁固8カ月の量刑が下された。裁判官は本件の暴動が十分深刻で、現場では多くの者が火炎瓶やレンガなどを投げて戦場同様と化したため、集団暴力行為を容認しないための抑止となる判決が必要と指摘した。逃亡犯条例の改正反対デモでは21年7月21日の襲撃事件を除くと最も重い判決が下された事件となった。

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