特区政府抗疫督導委員会専門家顧問の許樹昌氏は4月25日、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行収束の見通しについて語った。
26日付香港各紙によると、許氏は「5月7日までにコミュニティーでの異常なウイルス感染爆発が起こらないか、感染源不明の感染例はなく追跡可能な感染ルートの地場感染例だけならば、同日から段階的にコミュニティーでの距離限制を段階的に緩和できる」との見解を示し、5月7日から公務員のオフィスへの出勤や中学生の授業などを再開できると述べた。
また衛生署衛生防護中心伝染病処の張竹君・主任は「新型コロナウイルス流行は前代未聞であるため、目下のところウイルス流行が制御できたかどうかを断定する基準がない」と指摘。エボラウイルスの例を参考にするなら最後の感染者が隔離されてから28日たっても新たな感染者が現れなければ収束した目安になると説明した。
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