政府医院管理局管轄下の公立医療機関で精神科の診療を行う葵涌医院（クワイチョン・ホスピタル）で９月１４日、入院患者によるわいせつ事件が発生した。同日付政府公報によると、９月１３日２１時３０分ごろ、入院中の成人男性２人が病棟のトイレ内でわいせつ行為をしていると別の患者からナースコールがあり、看護師が確認に行くと４０歳の患者が２６歳の患者を後ろからはがいじめにしていたため、警察に通報した。洗面所でシャワーを浴びた後に偶然事件を目撃した患者の話では、発生当時２人は下着を履いておらず、４０歳の患者が腰を動かしていたという。その後、２６歳患者には同意はなく、４０歳患者による加害であることが分かり、警察が性犯罪に関与した容疑で逮捕した。その後、病院側は２人を別々の病棟に移す措置を取ったが、容疑者は逮捕後警察に勾留され取り調べを受けているという。当局の資料によると、精神病院で患者が性被害に遭ったケースは過去には２０１７年に２つの病院で計２件報告されており、当局では人員配置や病室の設計の改善、巡回の強化などの安全対策を進めている。
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