次期医務衛生局局長となる盧寵茂氏は6月23日、就任後に新措置を打ち出して来港者の入境制限を軽減する構えだ。同日の香港メディアによると、盧氏は現在の来港者のうち約1%だけが新型コロナウイルス感染症(COVID―19)に感染しており、患者を前倒しで探し出すことができれば検疫日数を5日に短縮、またはさらに短縮することができると説明。中国本土との出入境再開のスケジュールがあるかどうか聞かれ、「各地の防疫基準は異なることから本土側の懸念を理解する必要があり、今後は香港と本土のPCR検査の基準を統一する必要もある」と答えた。香港が正常化に向けて「ウィズコロナ」を採用するかどうかについては、第5波で9000人余りの死者をもたらしたことから、その状況の再燃は望まないと指摘。「新型コロナは依然として高齢者と慢性疾患の患者に死亡リスクをもたらし、政府は市民の健康と生命を保障する責任がある」と強調した。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。