香港金融管理局(HKMA)の阮国恒・副総裁は1月17日、デモ活動によって破壊された銀行施設の状況に言及した。
同日の香港メディアによると、阮副総裁は「過去数カ月に発生した社会事件で一部の銀行の支店とATMが破壊され、銀行業のオペレーションにとってリスクとなっている。業界はすでに最大限の努力で短期間内に施設の修復を行っており、顧客への影響を軽減している」と説明。市民に対しては平和的な方式で意見を表明し、銀行サービスを利用する顧客への影響を避けるよう求めた。
また阮副総裁は、昨今の社会事件の中でも銀行システムは依然として正常に運営されており、昨年の銀行預金総残高は前年比2.9%増の伸びを見せたことを強調した。

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