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香港―社会

社交距離措置が引き締められる恐れ

尖沙咀K11MUSEAの「名潮食館」で新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の集団感染が発生したほか、さらに2軒の飲食店でも職員の感染が確認されたため、特区政府衛生防護中心は2月27日、強制検査のハードルを引き締めて職員1人の感染が確認されれば職員すべて強制検査が必要になることとした。28日付香港各紙によると、27日の感染経路不明な患者には海港城のタイ料理店「金不換」のウエーターと元朗の「傷心酸辣粉」の調理師が含まれ、両店の職員は検疫に送られることになった。衛生防護中心伝染病処の張竹君・主任は最近の感染例が広範囲に分散しているため、春節(旧正月)連休と社交距離措置を緩和したことに関係あると指摘。飲食店はウイルスの広範な伝播をもたらす恐れがあることから現行の社交距離措置を引き締める可能性を示唆した。現行の社交距離措置は3月3日に期限を迎えるため、飲食業界団体の代表は店内飲食時間が再び午後6時までに繰り上げられるなどの引き締めが行われるとの懸念を示した。

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