香港では新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の市中感染がまだ止まらず、感染経路不明の感染者は累計で100人余りに達した。2月3日の香港メディアによると、特区政府はデルタとオミクロンの2つの変異種の伝播チェーンが同時に存在していることが香港に対し前代未聞の脅威となっていると指摘。第5波は第4波よりも深刻であるため楽観を許さず、間もなく一連の措置を講じてウイルス伝播を断ち切ることを明らかにした。公共交通機関の利用者数は今のところ通常の約20%減少しているに過ぎず、これまでの新型コロナ流行の波が起こった際の30~50%減に及ばない。春節(旧正月)連休に市民は依然として社交活動を行っていたことから、政府は連休後に感染者数が大幅に増加すると予想している。さらなる悪化を食い止めるため、「預防及控制疾病(規定及指示)(業務及処所)規例」の規制範囲拡大や、公共の場での集まりをより制限するなど、さらなる社交距離措置の引き締めを検討しているという。

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