香港大学医学院内科学系の孔繁毅・臨床教授は4月24日、社交距離措置を前倒しで緩和することを提唱した。25日付香港各紙によると、孔教授は「香港の実際の感染者数はおそらく400万人を超えており、すでに自然免疫の障壁ができており、抗体のレベルは半年から1年維持できる」と指摘。1日の感染者数が50人を下まわり、また新たな変異種ウイルスが出現しなければ新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行がぶり返す可能性は小さいため、政府は社交距離措置の緩和第2段階を前倒しすることを検討できるとの見方を示した。ただしオミクロンの感染力が高いため、感染者ゼロとなることは難しく、最も重要なのは重症化と死亡を防ぐことであると述べた。また3回目のワクチン接種の要求を緩和することはできないと付け加えた。

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