元香港衆志の周庭氏は12月10日、高等法院(高等裁判所)で保釈申請を行ったが却下された。11日付香港各紙によると、周氏は昨年6月21日に発生した香港警察本部の包囲事件について「許可を得ていない集結に他人の参加を煽動」「許可を得ていない集結に明白に分かってて参加」の罪を認め、2日に禁固10カ月の刑が下された。判決が下された当日に西九龍裁判法院(地裁)で上訴のための保釈を申請したが却下され、翌日は獄中で24歳の誕生日を迎えた。高等法院での保釈申請に対して裁判官は「検討したところ上訴が成功する合理的可能性はないとみられ、刑期は短かすぎず長すぎず、引き続き服役しながら上訴を待つことは不公平にはならない」と指摘、保釈却下の理由は後日発表すると説明した。

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