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中国―経済

福祉用具のヤマシタ、輸入博に出展

上海市内にある中国国家会展中心で11月5日から10日まで「第五回中国国際輸入博覧会(CIIE2022)」が開催される。CIIEは、中国・上海にて開催され、世界127ヵ国・地域から約2,900社・団体が参加する輸入特化型の総合見本市。2018年から開始し、昨年は約2,900社(うち、日系企業は300社)が出展。会場の来場者数は累計48万人に上るイベント。今回、日本からは静岡県島田市で福祉用具レンタル・販売事業を行う株式会社ヤマシタが初出展する。同社は、19年に中国で日中合弁会社「山下福至(上海)健康管理有限公司」を設立し、上海市を中心に日本モデルの福祉用具レンタルおよび、販売事業を展開している。中国では日本と同様に少子高齢化が加速しており、中国政府は21年3月に高齢化社会への対応を「国家戦略」に格上げするなど高齢者への対応も強化している。こうしたなか、同社は福祉用具レンタル事業をコアに、中国国内での介護関連事業拡大の機会を探るため、CIIEへ出展することになった。同社の展示ブースは、JETROが主催するジャパン・パビリオンエリアに福祉用具の総合展示ブースとして、介護ベッド、車いす、排泄・入浴用品、生活用品、及び住宅改修など介護全般に関わる製品の展示体験コーナーを設置。来場者が「目で見る、手で触る、体で体験する」空間を演出する。また、中国政府やメディア、バイヤー向けに中国で展開している福祉用具のレンタルおよび販売事業、住宅改修事業などを紹介する。

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