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香港―経済

科学園、交通不便が企業の参入妨げ

イノベーション科学技術の発展は空間的な支援施設に依存しており、輸送インフラも同様に重要である。12月26日付香港各紙によると、現在、香港科学園(サイエンスパーク)では 2万4000人以上が働いている。パーク拡張計画の第2段階プロジェクトの最初のプロジェクトは来年の第1四半期に完了する予定で、その際には勤務人口の増加によってこの地域の交通需要が高まる見込みだ。しかし政府は2021年に白石角駅の建設検討を提案したが、同駅はまだ建設に着手しておらず、イノベーション・テクノロジー企業のサイエンスパークへの入居意欲に影響を与える可能性がある。ある科学研究機関は、従業員の通勤だけでなく、交通の不便さは顧客とのコミュニケーションにも影響を与えると指摘。立法会の一部議員は、現在の白石角付近の交通機関の供給は需要を満たしていないと指摘し、サイエンスパークが馬料水の埋め立てによって拡張した後、交通問題によりイノベーション・テクノロジー企業の入居を阻むのではないかと懸念している。

現在、サイエンスパークへの直接の鉄道接続はなく、パークへのアクセスは近くの MTR 駅からのミニバスやバスの乗り換えに大きく依存している。記者は平日の午前8時に大学駅に到着し、272Kのバスに乗り換えたが、バスの乗車を待つ乗客が多かったため、所要時間はわずか7分だが「乗客が全員乗車するのを待つ」だけで5分もかかり、時間の無駄だった。パークに勤務する人は、バスが時間通りに到着するとは限らないため、平日は仕事に遅刻しないようにタクシーを利用しなければならないこともあると語った。

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