中国本土の科興生物(シノバック・バイオテック)が生産した新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの第1陣が2月19日午後5時半ごろに香港国際空港に到着した。同日の香港メディアによると、科興生物のワクチンは特区政府食物及衛生局局長が18日に香港での緊急使用を認可した後、北京から香港に100万本が空輸された。輸送にはキャセイパシフィック航空の機体が使用された。ワクチンは午後7時に冷凍専用車に積み込まれ、警察に護送されながら空港から葵涌にある衛生署指定の貨物倉庫に運ばれた。特区政府公務員事務局の聶徳権・局長、食物及衛生局の陳肇始・局長、中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の仇鴻・副主任が空港を訪れ、ワクチンの輸送状況を視察。仇副主任は「今日は非常に重要な日である。国産ワクチンが順調に香港に到着し、香港同胞に対する中央政府の関心が体現された。また香港の新型コロナ対策を国家の関連部門や中国本土のワクチン生産企業が全力で支援していることも体現された」と述べた。
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