香港税関は11月3日、今年7月に捜査犬の自家繁殖に初めて成功したと発表。ラブラドールレトリバーの幼犬がお披露目された。同日付政府公報によると、税関は2月に港珠澳大橋のボーダー地点に捜査犬繁殖センターを新設したほか、香港の大学と提携して捜査犬の繁殖トレーニングコースを開講するなど、ソフトおよびハードの両面から捜査犬チームのレベル引き上げをはかっている。その繁殖センターで7月25日に生まれた6匹は1975年に税関が捜査犬を導入して以来、初の香港での自家繁殖だという。子犬たちはすでに基本訓練をスタートしているが、1歳になったら10週間の正規訓練を受け、その後どの任務に就くのか決まるそうだ。現在は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により捜査犬の輸入は出来ず、香港生まれの犬たちの今後の活躍が期待されている。

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