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香港―政治

空港での記者襲撃で「女村長」起訴

香港国際空港で8月13日夜に発生したデモ隊による記者襲撃事件で、東区裁判法院(地裁)は20日、新たな被告の初公判を行った。

21日付『大公報』によると、中国本土紙『環球時報』の付国豪・記者が13日に空港でデモ隊に包囲され、不当に拘束、殴打された事件で先にホテルのパート職員の頼雲龍・被告(19歳)が起訴された。これに続いて無職の畢慧芬・被告(23歳)が違法監禁、違法集結、傷害で起訴された。原告によると畢被告は付記者の手足を拘束バンドで縛り、二度にわたり殴打したという。現在、暴動罪など他の案件でも起訴され保釈中だったが、夜間外出禁止令に違反して空港にいたことなどから今回は保釈が認められなかった。10月28日に引き続き公判が行われる。

畢被告は2014年の「セントラル占拠行動」の際に旺角占拠で中核的役割を担い「旺角占拠区村長」を自称していた。「鳩鳴団」メンバーでもあり、窃盗など複数の刑事事件にかかわっている。16年の旺角暴動の際には路面のレンガを掘り起こして警官に投げつけたほか、紙を燃やして路上の放火現場にくべていたため、暴動罪2件で起訴された。

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