全国人民代表大会(全人代)常務委員会は3月30日、立法会議員の選出方法と採決プロセスを定めた基本法付属文書2の修正を可決した。同日の香港メディアによると、主な修正内容は以下の通り。(1)立法会議員は1期90人で、構成内容は以下の通り。選挙委員会から40人選出、職能別団体から30人選出、地区別直接選挙で20人選出(2)選挙委員会から選出される議員の候補者は10~20人の選挙委員会委員の指名を必要とし、かつ各グループから2~4人の委員の指名を必要とする。選挙委員会は指名されたリストに基づき無記名投票を行い、獲得票の多い40人が当選する(3)職能別団体選挙は28グループに分けて行われ、区議会第2枠は廃止され、新たに全人代・全国政協・全国的団体代表界が設けられた。労働界で3人の議員が選出される以外は各グループから1人が選出される(4)地区別直接選挙では10区の選挙区が設けられ、各区で2人ずつ議員を選出する(5)政府が提出した法案は出席した議員の過半数の票が得られれば可決。議員が提出した議案・法案、政府の法案に対する修正案は選挙委員会選出枠、職能別選出枠、直接選挙枠のうち2つの部分の出席した議員の過半数の票が得られれば可決――。
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