第6期立法会の任期が少なくとも1年延長されることとなり、8月28日に特別内務会議を開き新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行の防疫対策について討議することとなった。
19日付香港各紙によると、民主派議員の間ではまだ立法会に残るかどうかの議論が決着していないが、民主党の胡志偉・主席は留任すべきと主張。「民主党が立法会から離れる選択をした場合、議会は1年の空白ができ、政府と親政府派はいかなる法案でも通過させることができ、市民の利益を損ない影響は大きい」と述べ、民主派が残って否決するには票が足りないにしても法例を先送りはできると指摘した。
公民党の楊岳橋・代表も同党が留任に傾いていることを明らかにし「民主派議員が離れれば議会には反対の声がなくなりバランスを失う」と述べた。
一方、現職議員の中で留任に反対しているのは人民力量の陳志全氏と無所属の朱凱迪氏。陳氏は「林鄭月娥・行政長官がウイルス流行を理由に選挙を1年延期したことと全国人民代表大会(全人代)常務委員会が任期延長の決定を下したことに反対する」と述べ、留任ボイコットの姿勢を示した。

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