7月1日に立法会議事堂を襲撃・占拠したデモ隊の一部がすで香港を離れて台湾に赴き、行政院大陸委員会に庇護を求めていることが明らかになった。
7月19日の香港メディアによると、自由亜州電台は18日、1日以降にデモ隊が次々と台湾に赴き大陸委員会の関係者と接触し庇護を要求していると報道。すでに10人余りのデモ隊は台湾で非政府組織(NGO)の支援を受けているという。大陸委員会はこれについて「政府が申請を受ければ人権を尊重する原則の下で関連機関が適当に処理する」と答え、デモ隊の接触があったかどうかには触れなかった。
ただし台湾の弁護士は、彼らがまだ香港警察に逮捕または起訴されていないことや、事件当時マスクをしていため、立法会を襲撃したことを証明するのは難しく台湾での長期滞在が認められるのは難しいと解説。香港経済民生連盟(経民連)の梁美芬・議員は「これらの人が他の地域で庇護を求めたとしても、彼らが故意に武力を使用したことを特区政府が証明すれば追跡中の容疑者とみなすことができる。デモ隊は意見を表明する際に自身の行為に責任を負うべき」と指摘した。
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