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香港―政治

立法会選挙で12人が候補資格無効

立法会議員選挙に立候補を届け出た候補者のうち12人が7月30日までに届け出無効の裁定を受けた。同日の香港メディアによると、選挙主任によって候補資格が認められなかったのは、公民党の郭栄鏗、楊岳橋、鄭逹鴻、郭家麒の4氏、熱血公民の鄭錦満氏、専業議政の梁継昌氏、抗争派の黄之鋒氏、劉穎匡氏、梁晃維氏、何桂藍氏らが含まれている。特区政府は選挙主任の決定に同意と支持を表明するとともに、あらためて基本法を擁護することは立法会議員の基本的な憲法責任であると指摘。香港独立を支持し、外国政府に干渉を求め、香港版国家安全法に反対し、立法会で過半数を確保すれば政府の提出するすべての法案、任命、予算申請、予算案を無差別に否決すると表明し、中国が香港に対して主権を行使することや中国の地方行政区である香港の地位を拒絶する者が基本法を擁護するはずもなく、立法会議員としての職責は履行できないと述べた。黄之鋒氏はSNSで「立候補届け出無効の規模は予想を超えた」とコメント。弁護団とともに選挙主任が挙げた理由を研究し数日以内に次の計画を発表すると述べたほか、引き続き抗争に専念すると表明。英国にいる羅冠聡氏も「本来、民主派が35議席以上を獲得して財政予算案を否決した後に憲法的危機が発生し、破局を迎えるはずだったが、選挙前にすでに発生した」とコメントした。多くの候補者が出馬を認められなかった公民党は記者会見を行い、プランBの候補者を再検討すると言及。英国人弁護士で香港大律師公会主席を務めるフィリップ・ダイクス氏が30日正午に法律界選出枠で立候補を届け出たが、法律界選出議員の続投を狙っていた郭栄鏗氏の代替候補になるとみられる。

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