香港警察は5月11日、2022年第1四半期の犯罪統計を発表した。同日付政府公報によると、第1四半期に香港で起きた犯罪件数は前年同期比6・2%減の1万3866件だった。3月31日までに国安法にかかわる案件で逮捕されたのは175人、うち110人以上が検挙された。犯罪総数が減る中で児童虐待は同29%増加し、245件に上った。殺人事件は7件発生したが、いずれも犯人は逮捕され解決している。恐喝は同29%減、強盗は同23%減、空き巣は同50%減。わいせつ事件は同15%減、レイプ事件は同約9%減少したがいずれも顔見知りの犯行だった。詐欺は同29%増の5378件で、その7割がネット関連のものだ。援助交際詐欺とロマンス詐欺は件数が減少したものの被害総額はともに31%上昇し、被害額はそれぞれ1430万ドル、1億8000万ドルに上る。一方、刑事犯罪に関与して逮捕された青少年の数は448人で、同約38%減少した。
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