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香港―経済

第3四半期にもPレート引き上げ

米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制のために米ドル金利を大幅に引き上げたが、香港の主要銀行は引き続きプライムレートと預金金利の利率を据え置いた。6月17日付香港各紙によると、香港金融管理局(HKMA)の余偉文・総裁は「ペッグ制設計の下、米国の利上げに伴い香港ドルと米ドルの金利差が拡大すればキャリートレードを誘発し資金が流出することは想定の範囲内。大規模な資金流出は懸念していない」と言及。また陳茂波・財政長官は「香港の資金は依然として充足しており、即時プライムレートを引き上げる必要はない」と述べた。アナリストは香港のプライムレートが引き上げられるのは早くて第3四半期とみており、年内に累計で0.25~0.375%引き上げられ、来年は6%に達する可能性があるとの見込みを示した。

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