キャセイパシフィック航空はリストラを計画している折、香港第5番の航空会社「大湾区航空」の挑戦にも直面することとなった。
8月13日付香港各紙によると、大湾区航空は深セン東海航空の黄楚標・会長が設立。すでに民航処に運航申請を提出し、香港第5の航空会社なる見込みだ。黄会長は中国本土と東南アジアの短距離路線を開拓する意向で、航空運営者の許可証を準備中で早ければ来年夏休みシーズンに開業する。
航空機材はボーイング737を主とし、準備段階では2億ドルを投じて人材募集と機材導入を進め、その後は毎年約2億~3億ドルを機材購入などに充てるという。
キャセイのパトリック・ヒーリー会長は「大湾区航空の運航申請は良いことで、投資家が香港の航空ハブとしての役割に長期的な信頼を寄せていることを証明している」と述べ、ライバル参入を歓迎している。

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