ジェトロは「第5回中国国際輸入博覧会(CIIE)」(開催地:上海市、会期:11月5~10日)において、3つの分野(食品・農水産品、消費財、医療機器・医薬保健)でジャパン・パビリオンを設置した。同博覧会へのジェトロによるジャパン・パビリオンの設置は5年連続となり、日本における唯一の取りまとめ機関として、計77社・団体の販路開拓を支援する。JAPAN MALLブースは「食品・農産品」「消費財」ホールで約1000品目を出品、中国への渡航制限が依然厳しいなか、日本企業の中国EC販路促進を図る。また会場でのリアル体験をした来場バイヤーはジェトロによる新サービスChina JAPAN STREET(CJS)へ誘導し、会期後も常時、中国バイヤーと日本企業と結び付けるエコシステムの形成を促す。
「食品・農産品」ホールではJAPAN MALLブースの設置の他に、50社・団体の農水産物・食品の出展があり、来場バイヤーに対して日本産品のアピールを行う。暖簾や提灯を各所に設置することで「和」のイメージをより強調した空間を作るとともに、酒類・水産品・コメなど中国向け主要品目を展示し、来場バイヤーへの訴求効果を高める。
医療機器・医薬保健分野では27社・団体が出展して、世界有数の「健康長寿社会」を支える我が国の健康・医療・介護関連の製品を一体的に紹介して日本の強みをアピールする。また今回の新たな取り組みとして福祉用具の体験エリアを設けて、「日本式介護」を支える多様な福祉用具を中国の高齢者や関係団体・企業にPRし、中国市場における日本製品の普及を支援する。
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