米国国務省は８月１９日（現地時間）、香港との間の３つの協定を暫定停止または中止すると特区政府に通達したと発表した。２０日の香港メディアによると、暫定停止または中止する協定は逃亡犯引き渡し協定、受刑者引き渡し協定、国際船舶運営税免除協定の３つ。カナダ、オーストラリア、英国、ニュージーランドに米国が加わり、ファイブアイズの５カ国がすべて香港との犯罪人引き渡し協定を停止したことになる。これに伴い特区政府は中央政府の指示を受けて２０日に在香港米国総領事館に逃亡犯引き渡し協定と刑事司法相互協力協定の履行暫定停止を通達した。特区政府は米国の一方的な協定停止を譴責する声明を発表し、「米国の行動は香港を駒にして米中関係にトラブルをもたらすものであることは周知となっている」と非難。米国との逃亡犯引き渡し協定が発効した１９９８年からこれまでに香港から米国に引き渡した逃亡犯は６９人で、米国から香港に引き渡された２３人よりはるかに多く、協定停止は米国の法執行活動に大きな影響を及ぼすと指摘した。
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