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アジア—経済

米国の関税政策は自動車産業に有利

トランプ米大統領が様々な輸入品に新たに関税をかけたり、税率を引き上げたりする動きを見せているが、クルンシー証券(KSS)のアナリスト、ナルドム氏によれば、米国の貿易政策のおかげで今年第2四半期(4~6月)以降、タイの自動車産業が恩恵に与る可能性があるという。同氏は、タイの自動車産業は、様々な要因で新車販売が減速傾向にあるものの、自動車の輸入税を25%に引き上げて国内自動車生産を促進するという米政府の方針で利益を受ける可能性があると指摘。具体的には、タイには中国や日本の自動車メーカーが生産拠点を有しているが、これまでの発表では、これらメーカーは米国の関税引き上げの影響を受けずに済み、そのため、タイに新たに進出する自動車メーカーが増えることも期待されるという。ただ、タイが関税引き上げの対象国になったとしても、米国向けの自動車輸出は多くないため、タイ経済はさほど影響を受けない見通しとのことだ。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

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