米国の超党派議員は2月9日、上院議会であらためて「香港避難所法案(ホンコン・セーフハーバー・アクト)」を提出した。
2月11日付香港各紙によると、同法案は米国政府に対して反中デモに参加して起訴された香港市民が、より容易に米国で難民の身分を得られるよう要求するもの。昨年香港で「香港版国家安全法」が施行された後に提出したものの、今年1月に議会の改選によって審議が完了することができなかったため、再び動議を提出することが必要となった。
法案は共和党のマルコ・ルビオ議員、民主党のロバート・メネンデス議員を筆頭に12人の上院議員が合同で提出。法案には「平和デモに参加して十分な理由がなく迫害を受けている香港市民は難民申請を提出する資格がある」と明記し、犯罪記録や移住の意図がある者も難民申請を提出でき、申請者数は米国の現行の難民上限による制限を受けないよう規制緩和を求めている。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。