香港税関は先ごろ、航空便を使ったドラッグ密輸を摘発した。1月20日付香港各紙によると税関が1月16日に香港国際空港でオランダから到着した航空貨物を検査したところ、X線に映った画像に不審な点を発見。中身は粉ミルク49箱と申告されていたが、一部は開封した痕跡があり、4つの袋の中からケタミンとみられる粉末が入った包みが32個見つかった。袋の中には粉ミルク16包みも混在させるなど隠蔽工作がされていたという。その後、1月19日に税関が当該貨物を引き取りに来た男を追跡し、別の男にドラッグを渡すところを摘発。男たちが借りていたミニ倉庫を家宅捜索し、ケタミンやコカインなどの違法ドラッグ計21キログラム、末端価格1450万ドル相当を押収した。逮捕された男は34歳と24歳で、物流を熟知しており、当局では2人がドラッグ密輸および売買にかかわっていたものと見ている。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。