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華南―経済

粤港澳大湾区グローバル企業誘致大会

広東省人民政府は香港特区政府、マカオ特区政府と共に、11月8日に広州で2024粤港澳大湾区グローバル企業誘致大会を開催した。10月24日、省政府新聞弁公室は記者会見を行い、今回企業誘致大会について説明した。省商務庁の張勁松庁長は、大会はグローバル企業誘致ブランドの構築を目標に、ニューヨークベイエリア、東京ベイエリア、サンフランシスコベイエリア、東南アジア諸国連合(asean)、欧州、アフリカ、中東、南太平洋の島国など「一帯一路」共同建設国・地域との経済貿易交流と協力を深め、粤港澳大湾区の建設成果を世界にアピールし、世界の優れた資源の集積を呼び込み、世界級別のベイエリア、最も良い発展したベイエリアの建設を加速しようと発表した。

記者会見により、前2回の粤港澳大湾区企業誘致大会の成果が豊か、プロジェクトの進展が着実であることが分かった。2022年の大会で投資貿易プロジェクトが853件を調印した。うち投資プロジェクトは731件、投資総額は1兆8100億元で、投資プロジェクトは567件が着工され、稼働率は77.6%、投資額は5218.1億元に仕上げ、仕上進捗率は28.9%となった。2023年の大会で投資貿易プロジェクトが859件を調印した。うち投資プロジェクトは824件、投資総額は1兆6300億元で、投資プロジェクトは643件が着工され、稼働率は78.0%、投資額は5255.7億元に仕上げ、仕上進捗度は32.3%となった。

第3回粤港澳大湾区グローバル企業誘致大会は「1+9+N」シリーズイベントを開催する(1回のホームイベント、9回の珠江デルタ都市企業誘致大会、N回の国内外ロードショーと産業誘致イベント)。今回の大会には「4つの初」がある。産業応用シーンをテーマにした企業誘致マッチングイベント、企業誘致成果展、広東省の外資企業100強ランキング発表会、及び「五外聯動」投資共有会を初めて開催する。10月23日までに、中国欧州連合商工会議所、中国イタリア商工会議所、華南米国商工会議所などの外国企業協会の代表、及びエクソンモービル、basf、テスラなど世界500強及び業界トップ企業の代表者430人以上は出席することが明確された。新質生産力分野の企業の応募が多く、人工知能、低空経済、新型エネルギー貯蔵、バイオ医薬品、ハイエンド装備、クリーン技術などの産業に関わっている。

会見で、広州市政府の謝偉光副秘書長は、広州市では「市場+資源+応用シーン」の新たな企業誘致モデルの推進をしてみながら、現時点「広州投資」ブームが続いており、9月末には百億単位の投資プロジェクトが集中的に行われ、全国最大の越境電子商取引サプライチェーン本部である広州希音湾区サプライチェーンプロジェクトの着工、広州初の金融資産投資会社(AIC)株式投資基金の正式始動などが、業界市場の自信を効果的に高めてきたと説明した。深セン市政府の呉坤生副秘書長では、深セン市は前海、河套という2つのプラットフォームを基盤に、「大企業誘致」の構造を持続的に健全化させており、現時点で深セン市に投資した500強大企業は310社を超え、今年1月から8月までに、世界95の国と地域が深センで投資を行っており、新設された外資企業は5033社で、全体の13.6%を占め、既に誘致したプロジェクトは471件、投資意向額は2425億元で、前年同期比52%増えた。今回の企業誘致大会では3地の協力も際立っている。香港投資促進署署理華南投資促進総監の陳俊業氏によると、過去5年間、香港特別行政区政府は多くの政策措置を提出し、海外企業が大湾区の都市への進出を支援する一方、大湾区企業が国際市場への開拓を支援してきた。マカオ招商投資促進局広州代表処の鍾秀立主任によると、マカオ招商局は横琴粤澳深度合作区の5つの関連部門と協力して深合区「事前技術会議」の仕組みを立ち上げ、企業に「一対一」または「一対多」の事前オンラインコンサルティングサービス、及びプロのアドバイスを与え、より多くの優れた産業プロジェクトを獲得する。

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