「香港故宮文化博物館(香港パレスミュージアム)」で12月18日から特別展示「當紫禁城遇上凡爾賽宮──十七、十八世紀中法文化交流/THE FORBIDDEN CITY AND THE PALACE OF VERSAILLES: CHINA-FRANCE CULTURAL ENCOUNTERS IN THE SEVENTEENTH AND EIGHTEENTH CENTURIES」が開催される。12月16日付政府公報によると、中国の紫禁城とフランスのベルサイユ宮殿から貸し出された約150点の文化財を展示する。展示品には北京の故宮博物院所蔵の黒漆塗りの時計やエナメルを使った菊模様のポットをはじめ、ベルサイユ宮殿所蔵の香水瓶や銀のポットなども含まれる。このうち、黒漆塗りの時計はフランスで製造され、宣教師から清朝の康熙帝に贈られたものと推測されている。また、乾隆帝とルイ14世の肖像画も参観できる。展示ホールには主に17世紀から18世紀のものが展示されており、入り口には2つの宮殿の建築を示すパノラマビデオなど、多数のマルチメディアインスタレーションもある。会期は2025年5月4日まで。(写真・政府新聞処)

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