米ヘリテージ財団が発表した２０２０年の「経済自由度指数」で香港が世界一から脱落した。
３月１８日付香港各紙によると、経済自由度指数は「ビジネスの自由」「貿易の自由」など１２項目を１００点満点で評価したもの。香港の総合指数は８９．１ポイントで、世界１８６カ国・地域の中で２位。指数が創設された１９９５年以来、２５年連続で維持してきた首位の座をシンガポールに譲った。知的財産権保護、司法の有効性、政府の信頼度といった法治の面では改善が見られたが、ビジネスの自由、労働の自由、通貨の自由の３項目の監督管理の効率で評価が下がった。
またリポートは「政治・社会の動揺が世界で最適なビジネス拠点としての香港の名声を侵食し始め、外国企業の投資に影響している」と指摘した。３位以下はニュージーランド、オーストラリア、スイス、アイルランド、英国、デンマークとなっている。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
