習近平・国家主席が10月16日に発表した中国共産党第20回全国代表大会(二十大)では、多くの箇所で香港・マカオに言及した。17日付香港各紙によると、習主席は「1国2制度は香港とマカオが返還後の長期的安定を維持する最も良い制度であり、長期的に堅持しなければならず、港人治港、高度な自治の方針を貫徹する」と述べた。また中央は過去5年に1国2制度の実践を全面的かつ正確に推進し、香港の情勢は混乱から安定への重大な転換点を迎え、安定から振興への新段階に向かうと指摘した。さらに習主席は初めて「香港・マカオの経済発展、民生改善、経済・社会発展の中での深層的な矛盾と問題を打開し、特別行政区の司法制度と法律体系を改善する」と表明。香港・マカオの優位性を発揮して国際金融、貿易、海運・航空、イノベーション科学技術、文化・観光などの分野での地位を強化し、粤港澳大湾区の建設を推進し、国家の発展の大局により融合させるほか、外部勢力による香港マカオ事務への干渉を食い止める意向を示した。

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