香港の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が深刻化する中、習近平・国家主席が香港の新型コロナ対策を支援する重要な指示を出した。2月17日付香港各紙によると、習主席は韓正・副首相を通じて林鄭月娥・行政長官に香港の新型コロナ流行状況と香港市民への強い関心を伝え、「特区政府が責任を持って速やかに新型コロナ流行を抑制することが目下すべてに勝る任務である。動員できる労力と資源をすべて動員し、すべての必要な措置を取り、香港市民の生命の安全と体の健康を確保し、香港社会の大局的な安定を確保する」と強調した。中央の各関係部門と地方政府に対しても香港特区政府が防疫抗疫作業を遂行できるよう全力でサポートするよう指示している。韓副首相は中央関係部門と広東省政府に、香港の核酸増幅検査の能力向上、快速抗原検査キットなどの医療物資の支援、隔離・治療施設の建設支援、生鮮食品など生活必需品の供給保障、指導のための防疫専門家派遣など特区政府が提示した要請を指示したことを明らかにした。中央はまた国務院香港マカオ弁公室と国家衛生健康委員会を筆頭として中央関係部門、専門家、広東省政府、特区政府によって構成される三方調整システムを設置し、関連作業の統括・調整機能を強化することを決定した。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。