香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―社会

老舗「蓮香楼」2代目の息子、わいせつで実刑

老舗レストラン経営者の親族がわいせつ罪で逮捕され、先ごろ実刑が確定したことが分かった。香港メディアによると、剣道のコーチをしているという被告の顔尊理氏(70歳)は、セントラルにある中華料理レストラン「蓮香楼」の2代目経営者・顔志人氏の息子。2019年9月に自身のオフィス内で剣道を習っている女子学生にマッサージをした際、スカートの中に手を入れ臀部や陰部を触ったとの容疑で逮捕されていた。19年に九龍城裁判法院で行われた裁判で禁固4カ月の判決が言い渡されたため被告はこれを不服として上訴。1月22日に高等法院で行われた裁判では、裁判官は上訴を棄却したものの、被害女性が被告の指導している弟子でないにもかかわらず自分から被告のオフィスに行くと言い出したことを考慮すると求刑は禁固3カ月が妥当であると判断。さらに初犯であることと高齢を加味して減刑し、禁固2カ月を言い渡した。ウェリントンストリートにある「蓮香楼」は創業90年を超える老舗だ。19年にはオーナーの顔一族がテナント契約満了に伴い閉店する意向を示したが、投資者が見つかり「蓮香茶室」へと店名を変えて再出発。しかしその経営者が手を引くことになり、20年3月に再び顔一族の4代目後継者が店を引き継ぎ「蓮香楼」へと店名を戻し話題を呼んだ。

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから