例年なら冬季ホリデーシーズンの交通需要を見込んでMTRが列車の増発で輸送力を強化する時期にあたるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で乗客が減っていることから、列車の本数を減らすほか、クリスマスや年末年始の終夜運転は行わないという。12月5日付香港メディアによると、新型コロナの感染例が再び増加しテレワークや飲食店の利用規制などにより市民が外出を控えていることで乗客が減っている現況を鑑みて、12月12日から当面毎週土曜は港島線と観塘線で列車の本数を減らす。港島線は運行間隔を3.6分~6分に1本とし、観塘線では3.1分~6.2分に1本とする。平日のピークタイムのダイヤには変更はない。また、クリスマスイブと大みそかの終夜運転は行わない。ただし、冬至(12月21日)とクリスマスイブと大みそかは、実際の状況に応じて需要次第で列車の増発はするという。
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