英国の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)変異種の急速な蔓延を受け、特区政府は英国からの旅客便の香港への乗り入れを禁止した。1月6日付香港各紙によると、特区政府衛生署の公共衛生化学検査所と香港理工大学による化学検査施設は香港で新たに5人の英国変異種ウイルスの感染症例を発見し、これまでに合計15人の感染が確認された。 一部専門家によると、中国国外からの入境者に指定検疫ホテルで21日間の検疫を義務付けることは感染対策に効果があるとされている。衛生署と香港理工大学の検査所が確認した5人の感染者は、昨年12月13日からアムステルダム経由で英国、フィリピン、フランスから到着。累計15人の感染者の大部分は英国から香港に入ってきたが、2人は南アフリカで見つかった変異種ウイルスを持っていることが判明した。英国ではこれまでに272万人以上の感染例があり、死者数は7万2500人以上、死亡率は欧州で最も高い。世界の感染者数は8562万人を超え、死者数は185万人を超えた。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。