英国政府は1月29日、「香港版国家安全法」の実施を受けて英国国民(海外)パスポート(BNO)所有者とその家族に新たな入籍ルートとして居留ビザを提供することについて詳細を発表した。31日から申請受け付けを開始する。30日付香港各紙によると、国務院外交部はただちに報復措置を発表し、中国側は31日からBNOを旅券・身分証明として認めず、さらなる措置を取る権利を保留すると宣言。英国はもともと中英間で容認していたBNOの性質を根本から変え、多くの香港市民を二等英国国民とする狙いを批判した。特区政府は英国側が先に承諾に違反したことから中央の報復措置に支持を表明。31日からBNOパスポートを香港の出入境に使用することは認めず、香港ではいかなる形でも身分証明とは認めないと発表した。
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